to不定詞「〜すること」「〜するための」「〜するために」使うのはもうやめよう

英語

今回の記事は動画でも説明しておりますので、ぜひご覧になってください。

不定詞っていうすごく大切な単元があります。

My sister went to Australia to study English.

こういう風にtoの後ろに動詞の原型が続いて、いろいろな意味を表すことができるものです。

中学校では特に名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つについて分けて学習します。

そしてその用法の区別について問われることも多いです。

赤字になっているtoは名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法のどれになっているか答えなさい。

My sister went to Australia to study English.

I have something to tell you.

To make a new friend is not easy.

わあ、これ嫌いなんだよなあ…えっと、ひとつ目の文は「英語を勉強するために….〜するために、だから副詞的用法?ですよね?」

はい、その通りです。

そうなんですが、今日からもう「〜すること」「〜するための」「〜するために」っていう日本語で用法を区別するのをやめませんか?

ええ!めっちゃ学校で言われるのにですか!

はい、それもひとつの方法としてはアリなんですが、正直そういう風に訳しづらいときにペンが止まってしまう子をたくさん見てきましたし、これから先の学習のことを考えると違うアプローチの方が良いと思います。

日本語に訳しづらいとき…??

例の日本語で訳しづらいとき

There are a lot of places to visit in Kyoto. ←形容詞用法を「〜すべき」まで覚えている子はいいが、大概は「訪れるための???」となっている子が多い。

I want to be a teacher. ←「先生になることがしたい」という無理やり「〜すること」と訳すやり方は正直苦しい。

I have something to tell you. ←「あなたに話したいことがある」という自然な日本語だと、「〜こと」が入っているが!?などと混乱することが多い。実際は形容詞的用法。

じゃあどういう風に判断すれば良いんですか!!

 見分け方

ズバリ、to不定詞のフレーズのかたまりが主語か動詞の目的語になっている or どこを修飾しているかで用法を区別しちゃってください。

<<見分け方のパターン>>

to不定詞のフレーズが

主語か、動詞の目的語になっている名詞的用法

名詞を修飾している形容詞的用法

動詞を修飾している副詞的用法

実際にさっきの問題で見てみますね。

赤字になっているtoは名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法のどれになっているか答えなさい。

My sister went to Australia to study English.

「英語を勉強するために行く」went(動詞)を修飾しているので副詞的用法

I have something to tell you.

「あなたに話したいことがある」→ something(名詞)を修飾しているので形容詞的用法

To make a new friend is not easy.

文の主語になっている→名詞的用法

 なぜこの見分け方がいいのか?

なぜ従来の「〜すること」「〜するための」「〜するために」という日本語を当てはめて用法を区別するより、主語か動詞の目的語になっている or どこを修飾しているか で区別した方が良いのでしょうか。

日本語を頼りに考えることは今のレベルでは問題ないですが、次第に不都合がでてきたり、逆に分かりにくくなることが増えてきます

また、主語や目的語になっているということや、そのフレーズはどこを修飾しているのかという、文の成分を細かく見ることはこの先も必要な力です

それに慣れる意味でも、今の易しい段階からその癖をつけておくことは大きなメリットになります。

でも慣れないうちはちょっとだけ難しいですけどね

そうかもしれません。でもより効果的なやり方に移行するまでの時間って、あんまり惜しくないですよ。すぐに慣れます(^_−)−☆

では、また次回!See You Next バーロー!٩( ‘ω’ )و

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