間接疑問文と関係代名詞を区別せよ
さっそくですが、この2つの文、どっちが関係代名詞ですか。
ア. I remember which computer I used yesterday.
イ. I remember the computer which I used yesterday.
え…ほとんど同じじゃないですか。なにこの間違い探しみたいな問題…
そうでしょう〜。でも確かに意味が変わってくるんですね。
使ってる単語は同じだけど、ちょっと順番が変わってるところがありますね。
そうです。大事なところに注目してみましょう。
ア. I remember which computer I used yesterday.
イ. I remember the computer which I used yesterday.
whichの位置が変わっています!!
そうです。そして、関係代名詞は名詞を修飾するんでしたね。
関係代名詞節は全体で直前の名詞を修飾するんでした。
ア. I remember which computer I used yesterday.
イ. I remember the computer which I used yesterday.
あ!イは whichの前にcomputerっていう名詞があります!
その通り、名詞が前にあるイの方が関係代名詞の文だとわかりますね。
イの I rememberより後ろは「わたしが昨日使ったコンピューター」になるわけです。
でもアは一体なんなんだろう。
間接疑問文です。
間接疑問文!?ってなに!?と思った人はこの続きも読んでください。
アが間接疑問文、イが関係代名詞だとわかると、意味が全然変わってきます。日本語に訳したときの文も書いておきますね。
ア. わたしは昨日どのコンピュータを使ったか覚えています。
イ. わたしは昨日使ったコンピュータを覚えています。
で、間接疑問文ってなんですか!?!?
もともとwhichって疑問詞で使うとき、どんなふうに使うか覚えていますか。
Which computer did I use yesterday?
わたしが昨日使ったコンピュータはどれですか。
さっきのア(間接疑問文)の文と比べてみましょう。
I remember which computer I used yesterday.
Which computer did I use yesterday?
あれ?上の分はwhichが使われているのに、後ろが疑問文の語順じゃないです。
そう、それが間接疑問文の構造です。
疑問詞以下をSV(主語+動詞)の語順、つまり肯定文のような語順に戻すんですね。
こうなると関係代名詞以下もSV(主語+動詞)の節になるわけですから、非常に形が似てどちらがどちらかわからなくなる人がいるというわけです。
I remember which computer I used yesterday.
わたしは昨日使ったコンピューターを覚えている。
Which computer did I use yesterday?
わたしが昨日使ったコンピューターはどれですか。
うわあ、おんなじwhichなのにこんなにたくさん使い方があるのか…今日だけでも3パターン…うげっ
はい、慣れてくれば簡単ですから、よく復習しておいてください。
それではまた次回! See You Next バーロー!
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