タイトルにある通り、品詞というのは英語に欠かせないものです。
先生、少し前にも品詞の記事出してましたよね??
はい!笑
でも何回言っても足りないくらい大事なんでここでもう一回記事を書いておきます。
今回は、概要と具体的な品詞ごとの説明と2回に分けますね。
品詞というのは、文の中で同じ役割を持つものをグループに分けたものです。
例えば、名詞や動詞、形容詞など。
この3つの品詞は本当によく耳にします。
はい。その通りです。メインの名詞と言ってもよいでしょう。
でも先生、なんで品詞が大事なんでしたっけ??
バーロー!ほらやっぱり忘れてる!!
先生が一番大事にしている、全体像を掴む、ということと繋がるからですよ。
【今日のバーローポイント】
品詞がわかると、全体像をつかめる。
本日の記事はバーロースタディのYoutubeでも解説しています。
内容はほとんど同じですので、どちらかを復習用に利用していただいても役に立つと思います。
これをみてください。
Taro likes dogs. の内容を日本語で伝えるとすると、実はこんなにたくさんの言い方ができちゃいます。
太郎は犬が好きだ。
犬が好きなんだよね、太郎は。
好きなんだよね、太郎は。犬が。
ほんとだ、どれも意味は通じますね!
はい。「太郎は」「犬が」「好きだ」の3つを並び替えても意味が通じるのは、日本語には「〜は」とか「〜が」とか「〜を」というような助詞があるからなんです。
「太郎は」は主語ですが、これは「〜は」という助詞が後ろにくっついているから分かることです。
そのため、文の中のどこに「太郎は」があっても、それが主語だと分かるというわけです。
ただし、英語はそういうわけにいきません。助詞というものが英語には存在しないですからね。
ほんとだ…!じゃあ英語はどうやってこれが主語だ、とか述語だとか分かるんでしょう??
文の中の単語の順番なんです。つまり、語順です。
語順…!?
はい。likesは必ずTaroの後ろにくるし、dogsは必ずlikesの後ろに来ます。そうじゃないとこの3つの単語を使って文として成立しないし、意味が伝わらなくなってしまいます。
Taroとlikesとdogsの単語がこの順番に並んで初めて、Taro likes dogsの意味が伝わるんですね。
なるほど…!そんなこと考えたこともありませんでした。でも先生、それが品詞とどう関係しているのでしょう??
実は、この「単語の順番」を決める時に重要な鍵となるのが品詞なんです。
つまり、各品詞ごとに、文の中のどこにくるかということがある程度決まっているんですね。
わあ、そういうことか。
品詞というのは文の中でだいたい同じ役割を持つものをグループに分けたものなんです。
品詞ごとの細かい説明や具体例は次の記事に書きますね。
大事なことは、品詞がわかると文の全体像を掴めるということです。
「全体像を掴む」って先生が好きなフレーズですよね。
はい。(笑)一番大事なことですからね。
この品詞は目的語になれる、とか名詞の前につけることができる、というようなことがそれぞれの品詞で大体決まっているので、品詞がわかるようになると文の構造がわかるようになり、全体像を掴めるというわけです。
1つ前の動画で主語+動詞というのをやりましたが、この「品詞を理解する」ということはその1つ上のステップなわけです。
そして、この品詞の理解ができなければ次の文型(主に高校生にとって重要)に進むことはできません。
文型(SVやSVOとか言ってるやつね)は、この品詞の特性が基礎になっているからです。
ええ…絶対理解しないとダメそうですね…
はい。ただ、安心してください。少なくとも中学生の間はそこまで難しい品詞の話ってのは出てきません。
中学生レベルの英語なら、出てくる語彙も本当に限られています。よく目にする単語のだいたいの品詞を把握しとけばいい、というくらいの話です。
わかりました。なんとか頑張れそうです(笑)
最後に、今のお話を簡単にまとめておきますね。このフローチャートはめっちゃ重要です。
◉英語を話したい・書きたい◉
英語を文で作りたい! (単語だけ並べるステップから卒業したい!)
↓
どうやって文にする?
↓
語順を意識して文にする。(英語は語順の言語)
↓
語順はどういうルールで決まってる?
↓
ほぼ品詞で決まっている。
↓
品詞が大事。
◉英語を読みたい・聞きたい◉
全体像を理解する必要がある(細かな単語ではなく文に目を向ける)
↓
どうやって文の意味を知ればよい?
↓
英語は語順で文が作られている。
↓
語順はどういうルールで決まってる?
↓
ほぼ品詞で決まってる。
↓
品詞が大事。
【今日のバーローポイント】
品詞がわかると、全体像が掴める。
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