関係副詞whereか?係代名詞whichか?使い分け
さっそくですが、問題です。
なぬぬ!
( )には何が入るかわかりますか??
That is the shop ( ) you can find special spices.
うわあ、これ系の問題よく見ます・・・!
いつもよくわからないんだよなあ。
見当はついていますか?なにかとなにかで迷っているとか。
あっ、それはもうwhereとwhichで迷ってます。
ですよね。多くの人が関係副詞のwhereと関係代名詞のwhichで迷ってると思うんです。
今日はその見分け方について解説していきますね。
今回の記事の内容は、YouTubeの動画でも詳しく解説しています。
よければそちらもみてください。
①関係詞の文であるか?
まず、この文が関係詞の文だということは、パッとひらめいてほしいんです。
That is the shop ( ) you can find special spices.
えっ、ほんとですか。わたし、それすらわからなくなることがあるんですよね。
どうして関係詞だとわかるかというと、関係詞の文ってまずもともと2つの文から成っているんです。ということは、文のなかに2つのSV節(主語・述語)が見えたらもともと2つの文から成っていたということですよね。
That is the shop.
You can find special spices at the shop.
文の中に2つ(以上)のSVが確認できたら、関係詞の文の可能性が高い。
②欠けているものはなにか?
それが確認できたら、次は欠けているものを考えるんです。
That is the shop ( ) you can find special spices.
そっか!欠けているものが空欄に入るんですもんね。
あれ?もしかして、2文目の at がなくなってる…?
その通りです。2文目の at がなくなってますよね。
じゃあ、空欄に入るのは at で決定ですね!
ちょっと待ってください!
実は at が抜けていることは間違いないのですが、空欄には at は入れられないんです。
なぜかというと、関係詞を省略して前置詞だけ前にだす(先行詞のあとにつける)のはできないからなんです。
❌ That is the shop ( at ) you can find special spices.
○ That is the shop ( at ) ( which ) you can find special spices.
なるほど!もう1つ空欄があれば、関係詞whichとセットになるから大丈夫だけど、at だけ置くことはできないってことですか!うわあ、困ったなあ。空欄は1つしかないのに。
関係詞を省略して前置詞だけ前にだす(先行詞のあとにつける)ことはできない
③欠けている前置詞があるなら、関係代名詞とセットにする。
関係代名詞がいるっていうんなら、whichを入れたらいいんじゃないでしょうか?
だって、もともとshopが物なんですから、関係詞を入れるとするとwhichですよね?
それが、そうもいきませんよ!だってさっきも確認したとおり、空欄は1つしかありませんからね。
つまり、which だけ入れてしまっては結局 at が欠けているので文が成り立たなくなってしまうということです。
That is the shop ( ) you can find special spices.
❌ This is the shop ( which ) you can find special spices.
○ This is the shop ( at ) ( which ) you can find special spices.
わあ、そういうことか…泣
じゃあ、どうすれば…
そこで登場するのが、where なんです。
あっ、忘れてた!where がいたんだった!
そうです。実はこの at which、一語で where と同じ役割なんですね。
at which(前置詞+which) = where
つまり、前置詞+関係代名詞=関係副詞と思ったらいいんですね。
だって、前置詞って場所や時間を表すことが多いと思うんですが、それで作られる句って、副詞と同じ役割をしていると思いませんか。
副詞も場所や時間を表すわけですから。
なるほど!じゃあ、もう語数に合わせてどちらかを選んだらいいわけか…!
はい、簡単に言えばそういうことです。
That is the shop ( where ) you can find special spices.
先行詞が場所だから→where じゃない!!
先生、今までわたし先行詞が場所だからwhereという風に選んでました。
結局この問題も先行詞が場所で、関係詞がwhereになってますよね。
はい。the shop =店という場所、これが先行詞になっていますもんね。
実は今日一番押さえたかったポイントはそこなんですが、実は「先行詞が場所だからwhere」という選び方はよくないんです。というのも、そうじゃないときっていうのがたくさんあるからなんですね。
今回はたまたまそれでも同じ解答になりましたが、この先の勉強のことを考えても、今日の流れのような考え方で解答を導き出すことが一番良い選び方です。
たとえば、先行詞が同じ the shop で、関係詞がwhereにならないときの例をいくつかあげておきます。
That is the shop which is famous for its special spices.
That is the shop which sells the special spices.
That is the shop that I like the most in Japan.
ほんとだ!考えてみたら、whereって副詞の役割をしてるわけだから、主格にはなれないですもんね。
その通りです!笑
そこまで確認できたのなら、もうこの手の問題は大丈夫でしょう。
YouTubeでは今回の問題について説明しているのと、それプラス英語の文法問題についての話をちょこっとしていますので、ぜひみてみてください。
それではまた次回!See You Next バーロー!(*´-`)
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