今日は句と節を勉強するぞ。
句と節!?なんですか、それ!
句 : 2単語以上のまとまりで<主語+動詞>を含まないもの
節 : 2単語以上のまとまりで<主語+動詞>を含むもの
たとえば、
I like reading books.
この reading books というのは2単語以上のまとまりですね。
これがでは句なのか節なのかを考えてみると、
reading books の中には主語+動詞のセットがありませんね。よってこれは句ということになります。
今回の句と節のテーマは動画でも説明しています。
このブログに書ききれなかったこともあるので(逆もあると思う)うまく利用して補充してください。今回は特に動画の方が言っているニュアンスが伝わるかもしれません。
ほ…!これは句というものなのか!(いまいち何をしているのかわからんw)
とりあえず!次の太字の部分は句なのか節なのか、考えてみてください。
(1) I saw a girl singing the song.
(2) I was late for school because the bus was late.
(3) I like the pen that I bought at the shop.
(4) We visited John at five.
中に<主語+動詞>があるかどうかを見たらいいんですよね?
主語と動詞のセットの大切さは前にも先生に散々言われたので、もう何となく見つけられるようになりましたよ。
(1) I saw a girl singing the song.
(2) I was late for school because the bus was late.
(3) I like the pen that I bought at the shop.
(4) We visited John at five.
はい、どうでしょう!赤で書いたところが主語で、青で書いたところが動詞なんじゃないでしょうか。
お見事!!
ということは、以下のようになりますよね。まずはここが第1ステップです。
(1) I saw a girl singing the song. → 句
(2) I was late for school because the bus was late. → 節
(3) I like the pen that I bought at the shop. → 節
(4) We visited John at five. → 句
新しい品詞を持った奴ら
句や節はそれぞれに名詞・形容詞・副詞のどれかの役割を持っています。
単語1つ1つが品詞を持つこと、またその品詞の区別はできるようになってきたと思いますが、実はその単語が2つ以上集まるとまた新しいグループになって新たな品詞になるというイメージです。
その品詞の判別の仕方は、各単語の品詞とさほど変わりません。
文の中でどの単語(品詞)を修飾しているのかを見て判別します。
(1) I saw a girl singing the song.
私は歌を歌っている女の子を見た。(どんな女の子かを説明している)
▶︎名詞を修飾するのは、形容詞。→ 形容詞句
(2) I was late for school because the bus was late.
バスが遅れたので、学校に遅れた。(なぜ遅れたのかを説明している)
▶︎動詞を修飾するのは、副詞。→ 副詞節
(3) I like the pen that I bought at the shop.
私はその店で買ったペンが気に入っている。(どんなペンかを説明している)
▶︎名詞を修飾するのは、形容詞。→ 形容詞節
(4) We visited John at five.
わたしたちは5時にジョンを訪れた。(いつ訪れたのかを説明している)
▶︎動詞を修飾するのは、副詞。→ 副詞句
(5) I want to be an astronaut.
僕は宇宙飛行士になりたい。(宇宙飛行士になることが欲していることの目的語になっている)
▶︎目的語になれるのは、名詞。→ 名詞句
句と節がわかるようになるメリットってなに??
先生、句と節というものの判断の仕方はかなりわかってきました。
でも、これって何の役にたつんですか??
バーロ。英語の構造が分かりやすくなるんです。
これが何よりの理由ですね。
これは最近解説してきた、主語+動詞、品詞、文型の話と繋がってくる。それらの話がわかったところで、忘れないうちにその少しステップアップしたこの句と節の話をしなきゃと思ったんですよ。
これでだいぶん、英文を大きな目で見て全体像を掴む、構造を掴むきっかけができましたよね。
そういうことだったんですね!
はい。でもそれだけじゃいつも一緒で面白くないだろうし、他のメリットも考えてみました。
① 句と節という考え方がわかるようになる
② 穴抜き問題がわかるようになる
③ 後ろに節をとる、の意味がわかるようになる
ひとつひとつ見ていきましょう。
① 句と節という考え方がわかるようになる
はあ!?先生、そのまんまじゃないですか!笑
そうなんですよ、ごめんなさいね。笑
でもね、これってとっても大事なことなんです。
英語を教えている人たちはよくこの句と節という考え方を使って間違いを指摘したり、説明したりしないといけないことが多いんですね。
で、句と節という言葉の意味が分からなかったら、ほんとその説明って「ちょっとなに言ってるかわかんないっすね」状態になるんですよ。
先生たちもなるべく難しい言葉は使いたくないんですが、どうしても便宜上使わないといけないこともあります。
わかってしまえばそんなに難しい話ではないので、ぜひ理解してもらいたいです。
② 穴抜き問題がわかるようになる
すごい現実的な話になってしまうんですが、穴抜き問題が解ける可能性が高まります。
英語の長文の問題で、穴が抜かれていて、( )の中に入るのは次の1番〜4番のどれでしょう?みたいな問題ってよくあると思うんですが、
これは単語の語法のほか、句と節の観点から選択肢が切れるものも多いです。
例えばすごく大まかに言うと、英文には主語と動詞が足りているから節は選ばない、とか英文には目的語が足りていないから( )に入るのは句だな、というような切り方ができるということです。
③ 後ろに節をとる、の意味がわかるようになる
「〜をとる」っていう言い方、よく聞きますが、これって「〜が続けられる」って意味ですよね?
そうそう!そうです。主に動詞に対して使う言葉ですね。単語ごとに後ろに続けられる形が違うんですよ。
例えば、likeとknowって語彙レベル的にだいたい同じぐらいの単語だと思うんですが、後ろにとれる形は全然違います。
likeを使って「〜(するの)が好きだ」と言う時
I like bananas.
I like reading books.
I like seeing movies.
I like watching Netflix.
likeの後ろは句になっていますよね。
これを I like I read…などとすることは普通できません。
knowを使って「〜を知っている」と言う時
I know your name.
I know this character.
I didn’t know you quitted your job.
I know he loves her.
あれ!knowの方には、後ろに節が続く形が出てきていますね!
そうなんですよ。knowはこうやって後ろに節を持ってくることも多いです。
likeは後ろに節を続けられないんですか?
いや、節がくることもあります。こういう時ですね。
I like what you are doing.
(僕は君のやっていることが好きだ)
I like the way you speak.
(私はあなたの話し方が好き)
ただ、これも主語+動詞の前に名詞をひとつかませていますよね。
そのへんがknowとは違いますよね。
へえ!!そんなこと考えもしませんでした!
英語の学習レベルが上がってくるとわかってないとまずい時がきます。
こういった説明をする時に
knowは後ろに(that)節とれるよ。
という言い方をしますから、理解しておいた方がいいですよね。
じゃあ早速、練習問題だ!!
それでは練習問題をやってみるぞ。
うわあ!できるかな…!
太字の部分は句か節かどっちでしょう?
また、品詞は何になるか答えましょう。例:名詞句
He wants to live in America.
The problem on the first page was difficult.
I think he is the best teacher I’ve ever met.
I’ll call you if I have time tomorrow.
<解答>
He wants to live in America. 句・名詞句
The problem on the first page was difficult. 句・形容詞句
I think he is the best teacher I’ve ever met. 節・名詞節
I’ll call you if I have time tomorrow. 節・副詞節
では今日のまとめだ!
【今日のバーローポイント】
句 : 2単語以上のまとまりで<主語+動詞>を含まないもの
節 : 2単語以上のまとまりで<主語+動詞>を含むもの
【今日からやること】
出会った動詞の後ろに続いている形が句なのか節なのかに注目してみる。
それでは!See You Next バーロー!(´∀`*)
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