of which と whose の違い、言い換え
of whichの文の言い換えには大きく3パターンあります。
これは関係代名詞の問題でよく出題され、多くの人が悩むポイントです。
もちろん、前置詞+whichは of which の他にも in which や from which などたくさんありますが、今日は of which の書き換えだけに焦点を当てて解説します。
この記事の解説は以下の動画の練習問題で練習できます。ぜひご覧ください。
of which, whose, with の3つのパターン
あの緑の家の屋根を見て。
この状況を説明する文で、関係代名詞の問題でよく絡められる3つのパターンがあります。
of which を使った文:Look at the house the roof of which is green.
whose を使った文:Look at the house whose roof is green.
with を使った文:Look at the house with a green roof.
なんだ、of which と whose と with の3つだけ覚えとけばいいのか。
いや、実はよく3つの文を見比べると、少しずつ文の中の構造が変わっているのに気づきませんか!?
そこがかなりポイントになります。というのも、例えば文法問題の穴埋めであっても、空所の( )の前後を見て( )の中に入れるのは3つのうちのどれなのか決める必要があるからなんですね。
of whichの文
まず、of which から確認しましょう。
Look at the house the roof ( of which ) is green.
( )の前に注目してください。
あれ??名詞が2つ並んでます!!
そう、これって普通の文だとなかなかあり得ないことですよね。
Look at the house the roof ( of which ) is green.
前に2つ名詞が並んでいると、( )に入るのは of which だとわかります。
whose の文
次に、whose の文を確認してみましょう。
Look at the house ( whose ) roof is green.
( )の後ろにも名詞がでてきました…!
そうなんです。( )が名詞2つに挟まれる形になっています。
Look at the house ( whose ) roof is green.
関係代名詞というのはもともと2つの文が1つになったわけですが、もともとの文2つを考えてみてもわかります。
Look at the house.
The house’s roof is green.
with の文
最後に、with の文を確認してみましょう
Look at the house ( with ) a green roof.
with はなかなか注目したことがなかったです。なんかシンプルな形のような気がしますが…!
そうなんです。これが一番シンプルかもしれませんね。( )の後ろをよく見てください。何か他の文との違いに気づくことはありませんか?
あれ?名詞しかないです….!?
そう、関係代名詞はもともと節を伴うものですよね。ということは関係代名詞の後ろは必ずSV(もしくは関係代名詞を含んでSV)になるはずなんですが、これは( )の後ろに名詞しかありませんので、節ではなく、句を伴うような単語を入れる必要があるということがわかります。
Look at the house ( with ) a green roof.
句を率いるのは、前置詞の可能性が多いにあります。
この場合はwithが入ります。
句と節について詳しく知りたい方はこちら↓の記事をご覧くださいね!
関係代名詞★練習問題
なるほど、なんかこの3つのパターンだけでも、試験のときに解きにくかった問題がずいぶんとすっきり分かるような気がします。
よかったです。慣れれば応用が効きやすい関係代名詞の問題。ぜひ自分のものにしてほしいです。
関係代名詞の問題を一緒に解く動画を貼っておきます。
前半(who, whose, whichなど)
後半(of which, whose, with, what など)
それではまた次回!
See You Next バーロー!(*゚▽゚*)
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