「修飾する」という言葉。英語に限らず、言語を勉強しているとすごい耳にしますよね。
「かかる」っていう言葉も同じです。
「この形容詞はどの名詞にかかる?」とか、「この動詞を修飾している副詞はどれ?」とか。
学習を進める上で、この「修飾する」という概念は避けて通れない、とても重要なものです。
でも、そもそも修飾するっていうことがどういうことなのか、イマイチよくわかっていない!!そんな人も多いはず。
今日のブログはそんな人のための記事です。
このテーマはYouTubeでも解説していますので、よければそちらもご覧ください。
ざっくり、修飾って??
まず、「修飾する」や「かかる」という言葉は日頃耳にしないので難しく感じてしまうのですが、言ってみれば「説明する」とほぼ同じような意味です。
I run fast.
This is a pretty dog.
「どんな風に?」や「どうやって?」「どんな?」など、情報を追加したり、詳しく説明したりするものなんですね。
修飾語は1単語に限ったものではなく、2単語以上のまとまりでどこかの語やフレーズを修飾することもあり得ます。
では、なぜこの「修飾する」を理解することは言語学習の上で大事なのでしょうか。
それは、修飾する語と修飾される語が意味的にまとまりを作るからなんです。
どことどこが繋がっているのかを見分けることは、文の中で意味の切れ目を見つけることにもつながりますし、どこがグループになっているのか、という大きな目で文を捉えることでより文の意味が理解しやすくなります。
重要性はわかりました!でも、ほんとにどこにかかっているか?が分からなくて…授業でもよく聞かれるんですが…
でも、どことどこが修飾関係になっているのか、分かりにくいこともありますね。
今日はその語やフレーズがどこにかかっているか?どこを修飾しているか?を見極める5つの方法をお伝えします。
どこを修飾しているかを見極める5つの方法
①感覚で掴めたらそれでOK
なんだいそれは、という感じかもしれませんが、やっぱり言語だもの、感覚でわかることに越したことはありませんね。
もちろん言語は基本何語であっても修飾の考え方は共通しているので、英語の修飾関係を見極めたくて、日本語で一旦考えてみるのもありです。
日本語にしたら感覚でわかる、ということなら、それで全然構わないと思います。
②修飾するものは近くにある可能性が高い
人間もそうかもしれませんが、近くにある語どうしが意味的にも繋がりを持っている場合は非常に多いです。
まずは前後の語やフレーズがそうではないか確かめてみましょう。
I have a pretty dog.
③繋げて読むことができるか
これは無意識にやっている人が多いかもしれません。
英語で考えると少しおかしくなるかもしれませんが、日本語で考えたときに、繋げて読んで違和感がなければその2つは修飾関係にある可能性が高いです。
僕はゆっくり歩いている人を見た。
このとき、ゆっくりが(直接的に)修飾しているものは、「歩いている」でしょうか?「人」でしょうか?
「ゆっくり歩いている」「ゆっくり人」
繋げて読んでみた時に前者の方が絶対しっくり来ますよね。
このため、ゆっくりは歩いていると(直接的な)修飾関係があるとわかるのです。
④ 関係しそうな疑問文を作ってみる
文の中で修飾する語と関係がありそうな疑問文を作ってみることも1つです。
5W1Hの疑問文の中で、いつ?When?であったり、どこ?Where? What color?どんな色?など、自分の心の中で疑問を作ってみて、その答えになる語が文の中にあれば、そこと修飾関係がある可能性が高いです。
⑤修飾する先の品詞を覚えてしまう
上記4つがダメだったら、もうこの手段にでましょう。
修飾の話というのは、基本的に形容詞と副詞が関係しています。
形容詞は名詞を修飾する。
副詞は動詞・形容詞・副詞を修飾する。
これを抑えておけば、文の中でその品詞を探せばいいですね。
ガチガチの勉強論ですが、確実な方法だと思います。
具体的にこんなにたくさん見つけるためのポイントがあったんですね!私は感覚的には分からない人なので、これらを使ってちょっとテクニック的に探そうと思います。
ぜひこの5つのやり方で修飾関係を見つける技をマスターしてくださいね。
それでは!See You Next バーロー!٩( ‘ω’ )و
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